
下記記事で、ベストなタイミングにある通貨の例として示したのはAUD/NZDです。
つまり、私は2019年1月27日現在、AUD/NZDは買いでの運用開始に適した相場にあると考えています。
AUD/NZDを取り扱っている会社は限られており、マネースクエアは対応しておりませんので、ループイフダンがトライオートFXでの運用となりますが、設定の自由度という点で優位性のあるトラーオートFXで運用することとしました。
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コアレンジャー AUD / NZDを活用する方法
トライオートFXは、あらかじめ設定されたシステムを提供しています。
過去のパフォーマンスなども紹介されており、それらを参考にシステムを選ぶだけで運用開始できるサービスを提供しています。しかも、あらかじめ設定されたシステムを使うのですが、追加コストなどは一切不要です。
現在最も高パフォーマンスなのがコアレンジャーAUD/NZDと呼ばれるシステムです。2017年1月から現在で77.7%のリターン。2014年1月からですと、330%を超えるリターンと、驚異的なリターンとなっています。
当然、まず考えるべきは、コアレンジャーを活用するという方法です。設定済みのシステムを選ぶだけで、自分では何も設定しなくていいので非常に簡単です
ただし、コアレンジャー利用にあたっては気を付けるべき重大な注意点があります。
コアレンジャーとは、過去約4.5年のチャートを元にレンジ幅を決定し、レンジの中央値の上に売り注文を、下に買い注文を仕掛けます。さらに相場変動の大きい中心付近の狭いレンジをコアレンジと呼び細かくレンジ幅を設定することで利益を最大化する工夫がなされており、想定したレンジ幅が続く限り大きな利益を生み出すことが可能というロジックです。
うまく相場が続けば大きな利益がきたいできるものの、反面4.5年で設定された想定レンジを外れると、一気に損失が膨らむという特徴があります。
下記チャートはAUD/NZDの2002年からのチャートです。今コアレンジャーの運用を開始すると、オレンジで網掛けした部分でレンジ幅が設定されます。
つまり、今後このレンジ幅を外れると大きく含み損を抱えることになります。サイトで記載のある推奨証拠金で運用した場合、この網掛けしたレンジから外れた時点でロスカットされます。
長期のチャートを見て思どういますか?
設定されたレンジの下限は問題なさそうですが、上限は再度超えてしまう可能性も否定できないと思われませんか?
従いまして、長期的にコアレンジャーAUD/NZDを使うには、4.5年以上の長期のチャートを見て、コアレンジャーの設定レンジから外れた場合の対策を考えておく必要があると思っています。
そのためには、次の3つの戦略が考えられます。
- 最小限の資金(奨励証拠金)で運用し、今のレンジで儲けられるだけ儲ける。レンジを外れた場合はストップロスに引っかかったとしてあきらめる(運用で得た利益は適宜出金することで、ロスカットで全額失う事態は避ける)。
- 売り方向(上昇時)のリスク設定を下げる(リピート幅を広げる、ロット数を抑える)ようカスタマイズし、コアレンジャーで運用する。
- ロスカットしないように多めの資金を用意する。レンジを外れた場合は、追加資金を入れるなどし、再び想定レンジに相場が戻るまでずっと耐える。
1.が多分一番簡単な方法と思いますので、リスクを取ってチャレンジしたい人はやってみる価値はあると思います。1年半ほど今のレンジにとどまっていれば、リターンが100%を超えるので、投資金額を出金してしまえば、実質損をすることはなくなります。
ただ、安全第一という私の運用方針に合いませんし、過去の経験上、リスクを取って成功したことがない(なぜか私が運用を始めると相場が急変したりします)ので、私はやめておこうとおもいます。
2.は比較的現実的なやり方かなと思いますが、この戦略ならコアレンジャーでなくてもいいのかなと思います。
3.は資金がかなり必要になるのと、耐えてる間利益が上がらず資金効率が落ちるのでデメリットが大きいと思います。下手をすれば年単位で待ち続けることになります。
オリジナル設定を考える
やはり私はコアレンジャーは置いておいて、トラリピの設定と同じ考え方でオリジナル設定で行こうと考えています。
先の長期のチャートから、今の相場はレンジ下限付近(レンジ中央値よりも下)で小さなトレンド相場となっていると考えられます。したがって基本は「買」戦略で行こうと思います。
他方、1.00付近は全く下回ったことのない強いサポートラインがあると考えられることから、やや強気の設定を仕掛けたいと思います。
仕掛ける価格帯・注文間隔
まずは、具体的に仕掛ける価格帯とトラップ幅を考えてみます。予算は40万円。
現在の価格が1.05付近で、過去数年のレンジで値動きの多い、1.03から1.10を設定レンジとします。
1000通貨単位で10 pip間隔でトラップを設定した場合、仮に1.10まで上昇し、そこから1.00まで落ちたときに必要な資金が証拠金と含み損を合わせて約36万になります。ちょうど40万でおさまります。
なお、1.10を超えてた場合は、ポジションがなくなり、トレードしなくなりますので、その時点で設定を見直します。
- トラップを仕掛ける価格帯 : 1.03 – 1.10
- 売買:買いのみ
- 取引単位:1000通貨単位
- 注文間隔:10pip
- 必要資金:40万
価格が上昇し、1.10を超え、ポジションがなくなったときに再度設定見直し。
利幅
次の利幅の設定を行います。利幅はほとんどリスクに関係なく、リターンにのみ大きく影響します。
そこで、利幅をいろいろと変えてバックテストしてみました。
バックテスト期間は2016年127日から2019年1月27日までの約3年間です。利幅は0.1円から10刻みで2円まで検証しています。またスプレッドはやや広めの設定で7pipとしています。
横軸が設定利幅で、オレンジのグラフが利幅ごとのリターン。グレーの折れ線が取引回数です。
5%程度のリターンは条件などの微調整で振れますので誤差と考えますと0.65pip以上の範囲でリターンが良いという結果となっております。
以下は過去1年のバックテストになります。
利幅を小さくするとスプレッドの影響を受けるため、利幅を広げるほどリターンが増加するという他通貨ペアと同じ傾向がみられますが、さらにAUD/NZDペアの場合は、変動が小さく、特に過去1年間の変動は小さかったため利幅を大きくするとリターンが悪くなっています。
なお、5%を誤差として0.65から0.80がピークとなります。
以上から、同じリターンであれば狭い利幅を適用するというルールに乗っ取り、0.70を最適利幅をして設定運用していきたいと思います。
(ただし、現状は以前2018年10月に設定した0.90を利幅として運用しており、ポジションがなくなった時点で変更します。)
まとめ
2019年1月現在、AUDNZDはリピート系システム稼働において魅力的な相場にあると考えられます。
私はトライオートFXを利用して次の設定で運用を行います。
- 予算:40万円
- トラップを仕掛ける価格帯 : 1.03 – 1.10
- 売買:買いのみ
- 取引単位:1000通貨単位
- 注文間隔:10 pip
- 必要資金:40万
- 利幅:70 pip
なお、AUD/NZDが上昇し、1.10を超えポジションがなくなった場合は、再度設定を見直します。
トライオートFXでの上記設定方法は、後ほど記事にします。
口座開設は↓から。
【2019年5月2日加筆】
マネーパートナーズの「連続予約注文」がトライオートよりも低コスト、100通貨単位でのトレード対応となっており、最も有利な条件で運用できます。下記記事参照ください。
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